Pixel 11とPixel 10の違い
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Pixel 11が出て、Pixel 10は1世代前のモデルになりました。 「Pixel 11にするべきか、型落ちのPixel 10で足りるのか」を考えるために、Googleが公開している仕様で2機種を比べます。
この記事で比べるのは、無印のPixel 11とPixel 10です。Pro・Pro XLは条件が違うため、記事の最後で比較ページを案内します。
仕様の上で違うのは、主に次の点です。
- チップ(Tensor G6 と Tensor G5)
- ワイヤレス充電の最大W数と認証(25WでQi2.2認証 と 15WでQi2認証)
- 選べる容量(Pixel 11は256GB・512GB、Pixel 10は128GB・256GB)
- 重量(197g と 204g)
- ズームの表記(超解像ズームの上限が30倍 と 20倍)
- 初期OS(Android 17 と Android 16)
- 5G Sub-6の記載(対応バンドの一覧に違いがある)
一方で、画面サイズと解像度、本体の寸法、メモリ(RAM)、背面カメラの画素数と絞り値、望遠の光学5倍、前面カメラ、動画の解像度、耐水・防塵、おサイフケータイ(FeliCa)、4G LTEの対応バンド、アップデートの年数は同じです。電池容量もほぼ同じです。
この記事では価格と発売日を扱いません。Googleの仕様ページで確認できなかったためです(価格の考え方は発売時価格と現在価格の違いを参照してください)。処理性能や写真の写りの差も、公式に数値がないため推測で書きません。
違いの早見表
| 項目 | Pixel 11 | Pixel 10 |
|---|---|---|
| チップ | Google Tensor G6 | Google Tensor G5 |
| ワイヤレス充電 | 最大25WのPixelsnapワイヤレス充電(Qi2.2認証済み) | 最大15WのGoogle Pixelsnap対応ワイヤレス充電(Qi2認証済み) |
| 容量 | 256GB / 512GB | 128GB / 256GB |
| 重量 | 197g | 204g |
| 電池容量(標準) | 4,985mAh(最小4,840mAh) | 4,970mAh(最小4,835mAh) |
| 超解像ズーム ※1 | 最大30倍 | 最大20倍 |
| 光学ズーム相当の表記 ※1 | 0.6倍・1倍・2倍・5倍・10倍 | 0.6倍・1倍・5倍・10倍 |
| 初期OS | Android 17 | Android 16 |
| 有線の急速充電 | 30分ほどで55%まで充電(別売りの30W以上のUSB-C PPS充電器を使用した場合) | 30分ほどで55%まで充電(別売りの30W USB-C PPS充電器以降を使用した場合) |
| 5G Sub-6の対応バンド ※2 | n13の記載あり・n76の記載なし | n76の記載あり・n13の記載なし |
(Googleのサポートページの記載。2026年10月30日に確認。出典は記事末尾に記載しています)
※1 ズームには性質の違う3つの言葉が出てきます。望遠レンズによる光学ズームは、両機とも5倍で同じです。 Googleはこれとは別に、Pixel 11では「0.6倍・1倍・2倍・5倍・10倍の光学ズーム相当」、Pixel 10では「0.6倍・1倍・5倍・10倍の光学ズーム」と書いており、刻みに違いがあります。 さらに「超解像ズーム」はPixel 11が最大30倍、Pixel 10が最大20倍です(動画のデジタルズームは両機とも最大20倍)。 倍率の種類の違いは光学倍率・光学相当倍率・デジタルズームの違いで解説しています。
※2 日本を含む区分の一覧で、Pixel 11には n13 があって n76 がなく、Pixel 10には n76 があって n13 がありません。4G LTEの一覧は両機で同じです。この記載の違いが日本国内で使う電波にどう影響するかは、この記事では判断していません。販路によってバンドが違う場合があることは同じ機種でも対応バンドが違う?販路差とバンドロックの見方で解説しています。
違うところと、それが効く人
チップ:Tensor G6 と Tensor G5
Pixel 11はGoogle Tensor G6、Pixel 10はGoogle Tensor G5です。 Googleの仕様ページには、処理性能が何%上がったかといった数値は書かれていません。 この記事では体感の差を推測で書きません。Tensorの世代の読み方はスマホのSoC(チップ)の見方で解説しています。
なお、背面カメラの画素数や絞り値が同じでも、写りが同じかどうかは仕様の数値からは分かりません。写真の仕上がりにはチップによる処理も関わるためです。
ワイヤレス充電:25W(Qi2.2認証)と 15W(Qi2認証)
いちばん数字の差が大きいのはワイヤレス充電です。
- Pixel 11:最大25WのPixelsnapワイヤレス充電。Qi2.2認証済みと書かれています
- Pixel 10:最大15WのGoogle Pixelsnap対応ワイヤレス充電。Qi2認証済みと書かれています
置くだけの充電をよく使う人にとっては、分かりやすい違いです。ただし、最大のW数で充電できるかどうかは、使う充電器にもよります。手持ちの充電器を使い続ける場合は、充電器がどの規格・W数に対応しているかを確認してください。Qi・Qi2の違いはQi・Qi2・Qi2 Readyの違いを整理するで解説しています。
スマホクラーベの比較表では、両機とも「Qi2」と表示されます。登録しているデータに「Qi2.2」の区分がないためで、Pixel 11がQi2.2認証であることを否定するものではありません。認証の世代まで確かめたいときは、記事末尾のGoogleのページを見てください。
有線の急速充電:Googleの書き方が少し違う
有線の急速充電について、Googleはどちらも「30分ほどで55%まで充電」と案内していますが、充電器の条件の書き方が違います。
| 機種 | Googleが挙げている充電器の条件 | 時間の目安(Google公表) |
|---|---|---|
| Pixel 11 | 別売りの30W以上のUSB-C PPS充電器を使用した場合 | 30分ほどで55%まで充電 |
| Pixel 10 | 別売りの30W USB-C PPS充電器以降を使用した場合 | 30分ほどで55%まで充電 |
Pixel 10側の「30W USB-C PPS充電器以降」という表記は、日本語として意味がはっきりしません。この記事では公式の表記のまま載せ、意味を補いません。いずれにしても、条件を外れた充電器を使ったときに同じ時間になるとは限りません。
また、これは「本体が30Wで充電される」という意味ではありません。 Googleが書いているのは充電器側の条件で、 今回参照した公式の仕様ページでは、本体が受け取れる最大の充電電力(W数)を確認できませんでした。W数の読み方はスマホの急速充電W数の見方で解説しています。
容量:128GBを選べるのはPixel 10
Pixel 11の容量は256GBと512GB、Pixel 10は128GBと256GBです。
- 512GBが必要な人は、Pixel 11から選ぶことになります
- 128GBで足りる人は、Pixel 10に選択肢があります(販売店で今も扱っているかは、購入時に確認してください)
どちらのページにもmicroSDカードについての記載はありません。これはGoogleの仕様ページで記載を確認できていないという意味で、「microSDに非対応であることを公式が明記している」という意味ではありません。
重量:Pixel 11のほうが7g軽い
Pixel 11は197g、Pixel 10は204gです。本体の寸法(高さ152.8 × 幅72.0 × 厚さ8.6mm)は同じで、重さだけが違います。
初期OS:Android 17 と Android 16
仕様ページには、Pixel 11が「Android 17 搭載」、Pixel 10が「Android 16 搭載」と書かれています。 これは発売時のバージョンで、更新を続けた後のバージョンではありません。 アップデートの年数は次の章のとおり両機とも7年です。
変わっていないところ
Googleの仕様ページで、次の項目は2機種とも同じ内容です(※1・※2 は「違いの早見表」の下に、※3・※4 はこの表の下にあります)。
| 項目 | Pixel 11 / Pixel 10 |
|---|---|
| 画面 | 6.3インチ、1,080 × 2,424、422ppi |
| 寸法 | 高さ152.8 × 幅72.0 × 厚さ8.6(mm) |
| メモリ(RAM) | 12GB |
| 背面カメラ | 広角 48MP(ƒ/1.70)、超広角 13MP(ƒ/2.2)、望遠 10.8MP(ƒ/3.1) |
| 望遠の光学ズーム | 5倍 ※1 |
| 前面カメラ | 10.5MP(ƒ/2.2) |
| 動画 | 4K(24・30・60fps) |
| 手ぶれ補正 | 広角レンズ、望遠レンズ対応の光学式および電子式 ※4 |
| 生体認証 | 指紋認証・顔認証 ※3 |
| 耐水・防塵 | IP68 |
| おサイフケータイ(FeliCa) | 対応 |
| 4G LTEの対応バンド | 日本を含む区分の一覧は両機で同じ(5G Sub-6には記載差あり ※2) |
| Wi-Fi / Bluetooth / USB | Wi-Fi 6E、Bluetooth v6、USB Type-C 3.2 |
| SIM | 米国以外の地域向け([ROW])はnano-SIM 1つ+eSIM 1つ(米国向けはデュアルeSIM) |
| アップデートの年数 | 7年 |
※3 Googleの仕様ページは、どちらの機種も「指紋認証」「顔認証」とだけ書いており、指紋認証の方式(光学式か超音波式か)は書かれていません。そのため、この記事では方式を推測しません。スマホクラーベの比較表では、Pixel 10側に方式が入り、Pixel 11側は「—」になります。 Pixel 10側の値は今回のGoogleのページで確認したものではないため、公式が方式を明記している、とは読まないでください。方式そのものの違いは指紋認証・顔認証の方式と選ぶときの見方にまとめています。
※4 手ぶれ補正は、どちらのページにも「広角レンズ、望遠レンズ対応の光学式および電子式手ぶれ補正機能」と書かれています。 一方で、スマホクラーベはレンズごとの電子式手ぶれ補正(EIS)を、Pixel 11では登録していません。比較表のリアカメラ構成の欄で、Pixel 11のEISは「—」と表示されます。これは未確認という意味で、電子式手ぶれ補正がないという意味ではありません。レンズ単位の記載が公式にないため、数値を埋めずに未確認のままにしています。OISとEISの違いと、この登録状況については手ぶれ補正のOISとEISの違いで詳しく説明しています。
ディスプレイは、サイズ・解像度・ppiが同じです。Googleのページには世代ごとに呼び名も書かれていますが、その名称は人が公式ページの原文で照合できていないため、この記事では比べていません。呼び名の違いを新旧の優劣として扱うこともしません。
カメラを理由に買い替えを考えている人は注意が必要です。背面カメラの画素数・絞り値と、望遠の光学5倍は、仕様の上では同じです。違うのは ※1 に書いたズームの表記です。
アップデートの期間:年数は同じ、起算日は米国での販売開始日
Googleは、Pixel 8以降のスマートフォンについて、米国のGoogle Storeでのデバイス販売開始日から7年間アップデートを提供するとしています。Pixel 11とPixel 10は、どちらも7年の対象として一覧に載っています。
年数は同じですが、数え始める日が機種ごとに違います。Pixel 10は1世代前のモデルなので、米国での販売開始もPixel 11より前だと考えられます。
ただし、今回参照したGoogleのアップデート提供期間のページには、各機種の米国での販売開始日も、具体的な更新終了年月も書かれていません(ほかの公式資料にこれらの記載があるかどうかは、この記事では確認していません)。 そのため、この記事では「Pixel 10は○年○月に終わる」という形の断定はしません。 型落ちのPixel 10を選ぶときは、残りの期間が自分の使う年数に足りるかを、記事末尾のGoogleのページで確認してください。古い機種を使い続けるときの考え方は型落ちスマホは何年使える?OSアップデートとバッテリーから考えるにまとめています。
型落ちのPixel 10を選ぶときに確認すること
- 容量:128GBか256GBです。512GBはありません
- ワイヤレス充電:最大15WでQi2認証です(Pixel 11は25WでQi2.2認証)
- アップデート:年数は7年で同じですが、数え始める日が早いため、残りの期間は短くなります
- 型番:Googleの仕様ページでは、Pixel 10の日本向け([JP])のモデルは 「GL066」と書かれています(Pixel 11は「GUJ0N」)。中古や海外で買う場合は、本体の型番も確認してください
- 価格:時期や販売店で変わります。考え方は発売時価格と現在価格の違いを参照してください
スマホクラーベで並べて比べる
- Pixel 11 と Pixel 10 を比較する
- 機種ごとの詳細:Pixel 11/Pixel 10
- Pro・Pro XLの新旧(本文では仕様を比べていません):Pixel 11 Pro と Pixel 10 Pro/Pixel 11 Pro XL と Pixel 10 Pro XL
- 望遠の倍率でほかの機種と比べる:スマホ最大光学ズーム倍率ランキング
比較表の「—」は「非対応」ではありません
比較表で「—」と表示される項目は、情報を確認できていない(未確認)という意味で、その機能がないという意味ではありません。
この2機種を並べると、次の行で「—」が出ます。
- 指紋認証:Pixel 11側が「—」。Googleが方式を書いていないためです(※3)
- リアカメラ構成のEIS:Pixel 11側が「—」。レンズごとの記載が公式にないためです(※4)
- 光学相当倍率・デジタル最大倍率:Pixel 10側が「—」。スマホクラーベがPixel 10のこの2項目を登録していないためです
いずれもPixel 11に指紋認証がない、Pixel 11に電子式手ぶれ補正がない、Pixel 10がズームできない、という意味ではありません。表の数値だけで決めず、この記事の表とGoogleのページを合わせて見てください。
まとめ
- Pixel 11とPixel 10の主な違いは、チップ、ワイヤレス充電(25WでQi2.2認証 / 15WでQi2認証)、選べる容量、重量、超解像ズームの上限、初期OS、5G Sub-6の記載
- 画面サイズと解像度、寸法、メモリ、背面カメラの画素数と絞り値、望遠の光学5倍、前面カメラ、動画、耐水・防塵、FeliCa、4G LTEの対応バンド、アップデートの年数は同じ
- 有線の急速充電はどちらも「30分ほどで55%」。ただしGoogleの書いている充電器の条件の表記が違い、Pixel 10側の「以降」という表記は意味がはっきりしません
- アップデートはどちらも米国のGoogle Storeでの販売開始日から7年。年数は同じで、Pixel 10のほうが数え始めが早い分、残りは短くなります。具体的な更新終了年月は、今回参照した公式ページには書かれていません
- 比較表の「—」は未確認の意味で、非対応ではありません。指紋認証の方式とEISはPixel 11側、ズームの一部はPixel 10側が未登録です
- ワイヤレス充電を多く使う人や512GBが欲しい人はPixel 11、128GBで足りて置くだけ充電の速さにこだわらない人はPixel 10も候補になります。どちらが良いかは、どの違いを自分が使うかで変わります
参考資料・公式情報
2026年10月30日に確認しました。仕様やページの内容は変わることがあります。 本文の数値・表記は、下記のGoogleのサポートページの記載によります。 日本向けの区分([JP] / [JPを含むその他の国])とモデル番号(Pixel 11:GUJ0N、Pixel 10:GL066)の項目を見ています。
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