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光学倍率・光学相当倍率・デジタルズームの違い

公開

スマホのカメラ性能で出てくる「◯倍ズーム」は、 実は複数の異なる意味で使われています。 レンズそのものによる倍率なのか、センサーの一部を切り出しているのか、 画像処理で拡大しているのかで、写りの性質はかなり変わります。 メーカーの表記をどう読み分けるかを整理します。

3つの倍率を区別する

種類何をしているか画質の傾向
光学ズーム望遠レンズそのものが被写体を大きく写す拡大しても解像感が落ちにくい
光学相当(クロップ)高画素センサーの中央部だけを切り出す条件が良ければ劣化は小さいが、暗所では不利になりやすい
デジタルズーム画像を拡大して処理で補う倍率を上げるほど細部が失われやすい

このうちレンズ由来のものだけが光学ズームです。 残りの2つは、レンズの焦点距離が変わっているわけではありません。

「ハイブリッドズーム」は光学倍率ではない

メーカーによっては、光学ズームとクロップやデジタル処理を組み合わせた倍率を 「ハイブリッドズーム」「Hybrid Optic Zoom」などと呼ぶことがあります。 名前に「光学」「Optic」が入っているため紛らわしいのですが、これは光学倍率そのものではありません

たとえばレンズは3倍までしかないのに、 クロップと処理を足して「10倍」と表記されることがあります。 この10倍を光学10倍と同じものとして比べると、実際の写りとずれてしまいます。

スマホクラーベでは、レンズ由来の倍率だけを光学倍率として扱い、 ハイブリッド表記の数値を光学倍率の欄には入れていません。

連続可変の光学ズームもある

一部の機種は、望遠レンズの焦点距離を一定の範囲で連続的に変えられます。 この場合「3.2倍から4.3倍まで」のように幅で表されます

こうした機種を一覧で比べるときは、その範囲の最大端の倍率を掲載しています。 最小端でも光学ズームであることに変わりはありませんが、 比較の軸を揃えるために上限の値を使っています。

倍率だけでは決まらないこと

同じ光学倍率でも、写りは次の要素で変わります。

  • センサーの大きさと画素数
  • レンズのF値(明るさ)
  • 手ブレ補正(OIS)の有無
  • 暗いところでどこまで粘れるか

望遠レンズは広角レンズより暗いことが多く、 夜景では倍率が高いほど条件が厳しくなります。 倍率は「どこまで寄れるか」の目安であって、 倍率が高いほど良い写真が撮れるという意味ではありません。

スペック表を見るときの順番

  1. そもそも望遠カメラを搭載しているか(超広角と広角だけの機種も多い)
  2. 搭載しているなら、レンズ由来の光学倍率は何倍か
  3. その倍率がハイブリッドやデジタルを含んだ数値ではないか
  4. 望遠側に手ブレ補正があるか

望遠カメラの有無だけで絞り込みたい場合と、 倍率の大小で並べて比べたい場合ではページが分かれています。 下の関連ページからそれぞれ確認できます。

スマホクラーベでの表示について

収録している機種については、 レンズ由来の光学倍率を確認できたものだけを倍率の一覧に掲載しています。 望遠カメラを搭載していない機種と、倍率を確認できていない機種は掲載していません。

カメラの見方全般についてはスマホカメラの画素数・センサー・望遠倍率の見方もあわせてご覧ください。

この記事に関連するページ

実際に条件で絞り込んだり、数値順に比べたりできます。

併せて読む

スペックの値はメーカー公式情報を基本に整理しています。詳細はガイド一覧や各機種ページをご確認ください。