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手ぶれ補正のOISとEISの違い

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スマホの仕様表には「光学式手ぶれ補正」「電子式手ぶれ補正」、あるいは「OIS」「EIS」と書かれています。 この記事では、その違いと、仕様表のどこを見れば自分の撮り方に関係があるかを整理します。

ポイントは2つです。

  1. 手ぶれ補正は、カメラ(レンズ)ごとに書かれている。メインのカメラに書かれていても、ほかのカメラには書かれていないことがある
  2. 動画の手ぶれ補正は、写真とは別の項目に書かれている。機種によっては、揺れの大きい場面向けのモードの解像度の上限が、通常の動画より低い

カメラのスペック全体の見方はスマホカメラの画素数・センサー・望遠倍率の見方で解説しています。ここでは手ぶれ補正だけを扱います。

OISとEIS:何が違うのか

略称日本語の表記補正のしかた
OIS光学式手ぶれ補正レンズやイメージセンサーを物理的に動かして、揺れを打ち消す
EIS電子式手ぶれ補正撮った映像を処理して、揺れを目立たなくする

光学式:レンズを動かす方式と、センサーを安定させる方式

光学式には、レンズを動かす方式と、イメージセンサーを動かす方式があります。

  • ソニーは、ビデオカメラの光学式手ブレ補正を「レンズを動かして」補正するものと説明しています
  • Appleは、2021年のiPhone 13 Proの発表で、iPhoneの「センサーシフト光学式手ぶれ補正(OIS)」を「レンズではなくセンサーを安定させる」方式と説明しています

電子式:画像処理で補正する。画角が狭くなる場合がある

デジタルカメラメーカーの富士フイルムは、同社のデジタルカメラの、動画撮影時の電子式ブレ補正(DIS)について、 「像のズレを画像処理で補正しブレのない映像にします」と説明しています。 同じ説明の中には、「画像補正処理の都合により、画角がクロップ(切り出し)されます」ともあります。

これはデジタルカメラの動画撮影についての説明ですが、電子式の補正の一般的な仕組みを知る参考になります。 スマホの電子式手ぶれ補正で画角が狭くなるかどうか、どのくらい狭くなるかは、機種や設定によって違います。

スマホにも、手ブレ補正の設定によって画角が変わると説明している例があります。 ソニーのXperia 1 VIのヘルプガイドでは、動画の手ブレ補正を[高品質][標準][OFF]から選べ、 「[標準]を選ぶと、手ブレ補正効果は弱くなりますが、画角が少し広くなります」とあります。 なお、このヘルプガイドには、補正が光学式か電子式かは書かれていません。

画角の変化が気になる場合は、使う機種の説明書やヘルプで確認してください。

光学式と電子式の両方を書いている機種もある

Googleの仕様表には、Pixel 11 Proの広角・望遠レンズについて「光学式および電子式手ぶれ補正機能」と、両方を書いている例があります。どちらの方式を、どの撮影モードで使うかは、機種ごとの仕様表やヘルプで確認してください。

どちらの方式がどんな場面で効きやすいかは、機種や撮り方によって変わります。 この記事では、方式の優劣は扱いません。

仕様表は「レンズごと」に読む

手ぶれ補正の書き方を、実際の仕様表で見てみます。

機種メイン(広角)超広角望遠
iPhone 18 Pro第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正手ぶれ補正の記載なし3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正
Pixel 11 Pro光学式および電子式手ぶれ補正 ※手ぶれ補正の記載なし「光学式手ぶれ補正機能付き」、光学式および電子式手ぶれ補正 ※

※ Pixel 11 Proは、「すべての背面カメラ」の項目に「広角レンズ、望遠レンズ対応の光学式および電子式手ぶれ補正機能」と書かれています。 (各社の公式仕様表。2026年10月21日に確認)

この2機種の仕様表から分かることは次のとおりです。

  • 手ぶれ補正の記載はレンズによって違う。2機種とも、メインと望遠には記載があり、超広角には記載がありません
  • メーカーによって書き方が違う。Appleは方式の名前(センサーシフト)まで書き、Googleは「光学式」「電子式」と書いています
  • 仕様表では略語を使っていない。今回確認したAppleとGoogleの日本語の仕様表では、「OIS」「EIS」ではなく日本語で書かれていました

「記載なし」は「付いていない」とは限らない

超広角に手ぶれ補正の記載がないことは、「手ぶれ補正がない」という意味とは限りません。 仕様表に書かれていない、ということしか分かりません。

自分がよく使うレンズで確認する

望遠で撮ることが多い人は望遠の項目を、超広角をよく使う人は超広角の項目を見てください。メインのカメラの記載だけで判断しないことが大切です。望遠カメラの選び方は望遠カメラ搭載スマホの選び方にまとめています。

動画の手ぶれ補正は別の項目を見る

写真のカメラの項目とは別に、仕様表のビデオ(動画)の項目にも手ぶれ補正が書かれています。

機種ビデオの項目にある手ぶれ補正の記載(抜粋)
iPhone 18 Pro「ビデオの第2世代センサーシフト光学式手ぶれ補正(Fusionメイン)」「ビデオの3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正とオートフォーカス(Fusion望遠)」「映画レベルのビデオ手ぶれ補正(4K、1080p、720p)」「アクションモード(最大2.8Kドルビービジョン、60fps)」
Pixel 11 Pro「動画の光学式手ぶれ補正機能」「シネマティック撮影での動画手ぶれ補正(4K、1080p)」「固定撮影での動画手ぶれ補正(4K、1080p)」「アクティブ撮影での動画手ぶれ補正(1080p)」

(各社の公式仕様表。2026年10月21日に確認)

ここで見ておきたいのは、かっこの中の解像度です。この2機種では、揺れの大きい場面向けのモードの解像度の上限が、通常の動画より低く書かれています。

機種とモードどんな場面向けか(メーカーの説明)解像度の上限(現在の仕様表)同じ機種のほかの記載(現在の仕様表)
iPhone 18 Pro のアクションモード「大きな揺れ、動き、振動に合わせて調整を行い」(2022年のiPhone 14 Pro発表時の説明)最大2.8K、60fps4Kドルビービジョン対応ビデオ撮影
Pixel 11 Pro のアクティブ撮影「大きい動きを撮影するには、アクティブ アイコン」(Pixel カメラ全般のヘルプの説明)1080pシネマティック撮影・固定撮影での動画手ぶれ補正は 4K、1080p

これはこの2機種の、このモードについての記載です。ほかの機種やモードでも同じとは限りません。走りながら撮る、乗り物の中で撮るといった使い方が多い人は、使いたい機種の仕様表で、そのモードが何Kまで撮れるかを確認してください。

Pixelのカメラアプリでは、動画の手ぶれ補正を「標準」「固定」「アクティブ」から選べます。 Googleのヘルプでは、小さい動きには標準、大きい動きにはアクティブを選ぶよう案内されています(固定とアクティブは Pixel 4a (5G) 以降)。

スマホクラーベでの見方

スマホクラーベの機種ページと比較表では、背面カメラのレンズごとに、OISとEISをそれぞれ次の記号で表示しています。

表示意味
○対応
✕非対応
—未確認(情報がありません)

比較表でレンズごとの表示を見るには、表示を「くわしい」にしてください。「リアカメラ構成」の行は、「かんたん」表示には出ません。

「—」は「非対応」ではありません。公式資料でそのレンズの手ぶれ補正を確認できていない場合、スマホクラーベでは「—」(未確認)と表示しています。 前の章のように、仕様表にレンズごとの記載がない場合もこれに当たります。

たとえば、iPhone 18 Proの表示は次のようになります。

レンズOISEIS
広角○—
超広角——
望遠○—

メーカーの仕様表に書かれていても「—」になっている場合

Pixel 11 Proは、Googleの仕様表に広角・望遠の「光学式および電子式手ぶれ補正機能」が書かれています。 一方、スマホクラーベでは現在、Pixel 11 Proの電子式手ぶれ補正をレンズごとに登録していないため、 比較表のEISは「—」と表示されます。

この「—」は、スマホクラーベ側でまだ登録・確認できていないという意味で、電子式手ぶれ補正がないという意味ではありません。 気になる項目は、メーカーの仕様表もあわせて確認してください。

比べてみる

手ぶれ補正で機種を選ぶときの手順

  1. よく使うレンズを決める:メインだけか、望遠や超広角も使うか
  2. そのレンズの項目を見る:公式の仕様表で、そのレンズに手ぶれ補正の記載があるか
  3. 動画を撮るならビデオの項目も見る:使いたい手ぶれ補正のモードと、そのモードの解像度の上限
  4. 比較ページで並べる:「くわしい」表示で候補の機種を並べ、レンズごとの表示を比べる。「—」の項目は公式の仕様表で確かめる

まとめ

  • OISはレンズやセンサーを動かす(安定させる)光学式、EISは映像を処理して補正する電子式。補正の設定によっては、画角が狭くなる場合がある
  • 光学式と電子式の両方を書いている機種もある。どちらをどのモードで使うかは、機種ごとの仕様表やヘルプで確認する
  • 手ぶれ補正はレンズごとに書かれている。メインに書かれていても、超広角には記載がない機種がある
  • 動画の手ぶれ補正はビデオの項目に別に書かれている。iPhone 18 Proのアクションモード(最大2.8K)、Pixel 11 Proのアクティブ撮影(1080p)のように、揺れの大きい場面向けのモードは解像度の上限が低い機種がある
  • スマホクラーベの「—」は未確認の意味で、非対応ではない。レンズごとの表示は比較表の「くわしい」で見る

参考資料・公式情報

2026年10月21日に確認しました。仕様やページの内容は変わることがあります。 Newsroom は発表当時の説明、富士フイルムとソニー(ハンディカム)の資料はスマホ以外の製品についての説明です。

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実際に条件で絞り込んだり、数値順に比べたりできます。

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スペックの値はメーカー公式情報を基本に整理しています。詳細はガイド一覧や各機種ページをご確認ください。