ガイド一覧へ戻る

望遠カメラ搭載スマホの選び方

公開

望遠カメラのある機種を選ぶとき、 つい倍率の大きさだけで比べたくなります。 ただし必要な倍率は撮りたいものによって変わり、大きいほど良いとは限りません。 自分に必要な範囲をどう決めるかを整理します。

「その倍率が本当に光学ズームなのか」という表記の読み分けは光学倍率・光学相当倍率・デジタルズームの違いで扱っています。ここでは選ぶときの考え方に絞ります。

撮りたい場面から必要な倍率を決める

先に倍率を決めるのではなく、何を撮りたいかから逆算すると迷いにくくなります。 同じ「望遠」でも、必要な範囲は場面によってかなり違います。

撮りたいもの考え方
料理・小物・人物被写体に近づける場面が多く、高倍率は必ずしも要らない。低めの望遠でも背景の写り方を整えやすい
子どもの発表会・運動会近づけない距離があるため倍率が効く。どのくらい離れるかを思い浮かべて決める
スポーツ・ステージ距離が大きく、高倍率が求められやすい。ただし屋内や夜間は明るさの条件も厳しくなる
風景・建物広く写す場面が多く、望遠より超広角が効くこともある

いつも使うのは低い倍率だった、ということは珍しくありません。高倍率は「あると便利な場面が限られる機能」と考えて、 自分の撮影頻度と釣り合うかを見てください。

倍率の範囲で考える

望遠は「その倍率だけが撮れる」わけではありません。 広角側から望遠側までの範囲を、機種がどう埋めているかで使い勝手が変わります。

望遠レンズの倍率が高い機種では、広角と望遠のあいだの倍率がやや不得意になることがあります。 その範囲はセンサーの切り出しやデジタル処理で補われるためです。

よく使う倍率が中間あたりなら、 最大倍率よりも「その範囲をどう撮っているか」を見るほうが実用的です。

倍率以外に見ておきたい項目

同じ倍率でも、次の条件で写りやすさが変わります。

  • 望遠側に手ブレ補正があるか(倍率が上がるほどブレが目立ちやすい)
  • 望遠カメラのセンサーの大きさと明るさ(暗い場所ほど効いてくる)
  • 望遠カメラの画素数(切り出して使う場面がある)
  • 最短の撮影距離(近づいて撮りたい場合に関係する)

望遠レンズは広角レンズより暗いことが多く、夜や室内では倍率が高いほど条件が厳しくなります。 屋外の明るい場所で使うのか、屋内が中心なのかで見るべき項目が変わります。

センサーやF値の意味はスマホカメラの画素数・センサー・望遠倍率の見方で解説しています。

望遠を優先すると影響が出やすいところ

望遠カメラ、とくに高倍率のものは本体の中で場所を取ります。 そのため次の点に影響が出ることがあります。

  • 本体が厚くなったり、カメラ部の出っ張りが大きくなったりする
  • 重量が増えやすい
  • 上位モデルに搭載されることが多く、価格帯が上がりやすい
  • 小型の機種では搭載されないことがある

軽さやコンパクトさを重視している場合、望遠とサイズは同時に満たしにくいことがあります。 どちらを優先するかを先に決めておくと選びやすくなります。

本体の厚さの数値の読み方はスマホの薄さ・厚さの見方にまとめています。

望遠カメラがなくても足りる場合

望遠カメラを積んでいない機種でも、 高画素のカメラの一部を切り出して寄せる方法が使われています。 明るい場所で、そこまで大きく寄せないのであれば実用になることがあります。

一方で、暗い場所や大きく寄せる場面では差が出やすくなります。「望遠カメラがない=寄れない」でも「あれば必ず満足」でもありません。自分がどの条件で撮るかで判断してください。

確認する順番

  1. 撮りたい場面で、どのくらい離れるか
  2. その距離に必要な倍率はどのくらいか
  3. その倍率がレンズ由来のものか(表記に注意)
  4. 望遠側に手ブレ補正があるか
  5. 撮る場所は明るいか、暗いか
  6. サイズ・重量・価格とのバランスは取れているか

望遠カメラを搭載している機種や、倍率の一覧は次のページから確認できます。 収録データは更新されるため、最新の内容はページ側でご確認ください。

この記事に関連するページ

実際に条件で絞り込んだり、数値順に比べたりできます。

併せて読む

スペックの値はメーカー公式情報を基本に整理しています。詳細はガイド一覧や各機種ページをご確認ください。